公益財団法人日独文化研究所

過去の刊行物のご案内

年報 第14号

目次


本誌発刊のことば  岡本 道雄
「国勢」としての「文化」  大橋 良介

[特集] 木村敏先生を偲ぶ会

第一部:音楽と回想

 ・木村敏先生の音楽と学問
  … 和田 信

 ・父・木村敏の人と音楽
  … 木村 元

第二部:木村敏先生の人と学問

 ・木村人間学の基盤
  ― 哲学の立場から
  … 野家 啓一

 ・木村敏精神病理学の源泉
  ― 体験と思考
  … 和田 信

 ・巨星堕つ
  ― 恩師木村敏先生の思い出
  … 丹羽 和賀美

第三部:補足コメント

 ・木村敏先生(と)のあいだ
  ―哲学の立場から
  … 谷 徹

 ・ゾーエーの海へ
  …内海 健

 ・バッハ、ヴァイツゼッカー、木村敏
  ―正当な人間学の継承のために
  …丸橋 裕

追悼エッセイ

・出会いと回想
  ― 木村敏先生「西田哲学と私の精神病理学」
  … 水野 友晴

論考I


 ・世界と生命、あるいは、経験と世界
  … 谷 徹

 ・「空と歴史」考
  … 秋富 克哉

 ・共生のパトス
  ― 利休と秀吉の場合
  … 大橋 良介


[公開シンポジウム「文明」]


 ・持続可能な法秩序の構築
  … 髙山 佳奈子

論考II


 ・思考の共同体
  ― 哲学教育をめぐるデリダとナンシー
  … 松田 智裕

 ・ボンヘッファーにおけるキリスト論と自他関係
  … 加藤 希理子

 ・ハーバーマスとフェミニズム、配偶者間における強制性交
  …坂本 学史

 ・武士の倫理の起源について
  ―アイヌ学者 山田秀三の着想を参照しつつ
  …関口 浩

 ・無心から無意識へ
  ―鈴木大拙の『禅と日本文化』の改訂
  …岩本 明美


年報 第13号

目次


本誌発刊のことば  岡本 道雄
世界情勢のプリズムとしてのコロナ  大橋 良介

[特集] 鈴木大拙生誕150年

論考Ⅰ

・コロンビア・セミナー講義と鈴木大拙の遺産
  … リチャード・M・ジャフィ
    末村 正代 [訳]

・鈴木大拙の『新宗教論』と社会批評
  … 守屋 友江

・大拙の世界
 ― 出来事としての大拙
  … 大橋 良介

[公開シンポジウム「文明」]


 ・神々と人の姿
  ― 古代ギリシア・ローマ美術
  … 芳賀 京子

 ・宗教が生み出した美の世界
  ― イスラーム美術
  … 桝屋 友子

エッセイ

 ・時代を変革する思想について
  ― 哲学研究者と歴史学者との対話
  … 関口 浩

 ・対人環境とコロナウイルス
  … 和田 信

 ・生・ロゴス・パトス・エトス
  … 谷 徹

論考Ⅱ


 ・世阿弥の「遊」
  ― 芸術と権力の共生空間
  … 大橋 良介

 ・科学技術(テクノロジー)と「空」
  … 秋富 克哉

 ・逆接の倫理
  ― 「共生のパトス」の可能性
  … 吉永 和加

 ・フェミニズムアートへの対応と平等の視点
  … 髙山 佳奈子

 ・フロムとフェミニズム、アメリカ性刑法改革
  ― わが国の性刑法改革への視座設定
  … 坂本 学史


年報 第12号

目次

本誌発刊のことば  岡本 道雄
アマゾン 文明と自然の〈あいだ〉を垣間見て  大橋 良介

対談
 ・公正さと道徳的想像力
  ― 『立憲主義という企て』をめぐって
  … 井上 達夫 + 髙山 佳奈子

[特集] コンパシオーンのロゴス
論考I

 ・異自然と反自然
  ― 自然荒廃のより深い原因について
  … 大橋 良介

 ・生・ロゴス・パトス
  … 谷 徹

 ・ハイデッガーにおけるディオニュソス
  … 秋富 克哉

 ・起草者・解釈者・裁判官・理論家としてのケルゼン
  ― 法律による行政(Legalitätsprinzip / Gesetzmäßigkeit der
    Verwaltung)をめぐって
  … 高田 篤

 ・和辻倫理学の初心
  ―道心から慈悲の行へ(二)
  …安部浩

 ・和辻哲郎「湿潤」と、寺田寅彦「天然の無常」
  ― 日本思想におけるコンパシオーン(悲)の思想土壌に関する
    一試論
  … 水野 友晴


論考Ⅱ

 ・古代の英雄について
  ― ヘルダーリンと折口信夫
  … 関口 浩

 ・フランクフルト学派とアメリカ刑法学
  … 坂本 学史

 ・道徳的経験としての声を聴くこと
  ― 土本典昭における水俣病患者の声
  … 吉川 孝

 ・盲目的臆病さについて
  ― レヴィナス、ヴェイユ、カミュ
  … 根無 一行

公開シンポジウム「文明」

 ・文明は見えない世界がつくる
  … 松井 孝典

 ・近代文明の生成と海
  … 川勝 平太

年報 第11号

目次

本誌発刊のことば  岡本道雄
中国に出張して  大橋良介

対談

 ・舞踊家の感性とそのコンテンポラリテート
  ―ピナ・バウシュと勅使川原三郎
  …貫成人 + 関口浩

[特集]コンパシオーンのパトスとロゴス

論考I

 ・〈責任〉の深層
  ―人間本性の内なる反-本性について
  コンパシオーン(悲)の現象学 続(一)―
  …大橋良介

 ・「悲劇」をめぐる一試論
  ―ハイデッガーのニーチェ解釈をめぐって
  …秋富克哉

 ・文明・文化と「数」
  ―生-世界から
  …谷徹

 ・和辻倫理学の初心
  ―道心から慈悲の行へ(一)
  …安部浩

 ・断絶と共生
  ―フッサールの「共感」概念に関する一考察
  …鈴木崇志

 ・死の不安を抱える人に向きあう
  ―共感と間主観性
  …和田信

論考II


 ・刑事政策における「共感」と「信頼」
  ―良き刑事政策を考えるための一試論
  …上田正基

 ・タトゥー医師法裁判と罪刑法定主義
  …髙山佳奈子

 ・ドイツ国法学者協会と日本公法学会
  …高田篤

 ・純粋経験と霊性
  ―西田幾多郎と鈴木大拙をつなぐ「自覚」の問題
  …水野友晴

 ・問うなかれ、黙して傾聴せよ
  ―ハイデッガーと小林秀雄
  …関口浩

 ・非在から不在へ、「観光のまなざし」と「ラカン的まなざし」との同一化
  ―『ラブライブ! サンシャイン!!』の事例から
  …小田昇平

公開シンポジウム「文明」

 ・ヒトは生態系の破壊者か創造者か
  …湯本貴和

年報 第10号

目次

本誌発刊のことば  岡本道雄
イランとブラジルに出張して  大橋良介

[特集]コンパシオーンと言語・文化

論考I

 ・世阿弥の「離見の見」と「共同感Gemeingefühl」
  ―「悲」(コンパシオーン)の現象論(五)―
  …大橋良介

 ・文明・文化と「零」

  …谷徹

 ・「私」の研究 ―私小説私論―
  …安部浩

 ・鈴木大拙「日本的霊性」の可能性
  …水野友晴

 ・しじまの響きに耳を澄ます
  ―武満徹とハイデッガー
  …関口浩

対談

・演奏における間主観性とゲシュタルトクライス
  ―感覚と行為の一体性
  …古部賢一 + 和田信

論考II

・哲学の家郷
  ―西田とハイデッガーの哲学的対話に向けて(四)―
  …秋富克哉

 ・西谷啓治における宗教哲学の展開
  …長岡徹郎

 ・ヘルダーリンは蘇るか
  ―ヘリングラート、ベンヤミン、そしてハイデッガー―
  …稲田知己

 ・イエッシュによるケルゼンの受容と批判の検討
  …高田篤

 ・医学研究規制における人と動物の区別
  …髙山佳奈子

 ・現代ドイツの「密かな革命」?
  …北村幸也

 ・ドイツ語研究の意義を問い直す
  ―機能類型論からの視点―
  …小川暁夫

公開シンポジウム「ことば」

 ・言葉の襞I
  …長谷川郁夫

 ・言葉の襞II
  …中沢けい

学術交流講演会

 ・〈思索する〉と〈建築する〉
  ―構築、脱構築、再構築―
  …フェリクス・ハイデンライヒ(小田切建太郎・訳)

年報 第9号

目次

本誌発刊のことば  岡本道雄

日独文化研究所六〇周年
 ・回顧と展望  …大橋良介

 ・日独文化研究所六〇周年に
  …ハインリヒ・プファイファー(大橋良介・訳)

 ・60 Jahres Deutsch - Japanisches Kulturinstitut
  …Heinrich Pfeiffer

 ・川の流れのように  …秋富克哉

 ・店じまいへ向けて  …木村敏

 ・岡本道雄先生の思い出  …阿部光幸

[特集]コンパシオーン(共生のパトス)

論考I
 ・「私に触れてはいけない Noli me tangere」
  ―「悲」(コンパシオーン)の現象論(四)―
  …大橋良介

 ・古代日本における《悲劇精神》について
  ―折口信夫の思索を参照して― 
  …関口浩

 ・実在と善
  ―『善の研究』における「哲学的研究」と「人生の問題」の関係―
  …水野友晴

 ・対人援助のあり方とコンパシオーン
  ―震災後傾聴ボランティアに携わる僧侶金田諦應の実践―
  …和田信

 ・裁判員裁判と量刑改革における「共感」の意義
  …髙山佳奈子

 ・三隈研次の目 ―惨と悲―
  …吉田馨

論考II

 ・文明・文化と「五」  …谷徹

 ・哲学の家郷
  ―西田とハイデッガーの哲学的対話に向けて(三)―
  …秋富克哉

 ・西田幾多郎の「行為的直観」と「活動的生/観想的生」
  ―アーレントを手がかりに―
  …太田裕信

 ・「文化」と「文明」の相克
  ―ニーチェ哲学における「文化」の“二面性”を手がかりとして―
  …田邉正俊

 ・人はいかに空間を言語化するか
  ―日独語を例に―
  …小川暁夫

 ・ことばの意味をめぐって
  ―言語哲学への言語学の応答―
  …宮下博幸

対談

 ・ドイツと日本の「美」のかたち
  …神林恒道 + 秋富克哉

公開シンポジウム「ことば」

 ・《翻訳文化としての法律学》閑話
  …初宿正典

 ・踊りを翻訳する
  ―バレエと暗黒舞踏を糸口に―
  …貫成人

学術交流講演会

 ・自我(エゴ)トンネルから抜け出す道
  ―現象学の現代的意義―
  …トーマス・フックス(和田信・訳)

年報 第8号

目次

本誌発刊のことば  岡本道雄
赤と白と黒  大橋良介

論考I
 ・「悲」(コンパシオーン)の現象論(三)
  ―ある「他者」論の試み(続)―
  …大橋良介

 ・文明・文化と「四」 …谷徹

 ・哲学の家郷
  ―西田とハイデッガーの哲学的対話に向けて(二)―
  …秋富克哉

 ・東洋的思考と創造―鈴木大拙の提言(二)―
  …水野友晴

対談
 ・日本人がドイツ語を話す時
  …岩崎英二郎 + 小川暁夫

論考II
 ・言語のタイプを決めるもの
  ―普遍原則から個別類型へ―
  …小川暁夫

 ・ハイデガーと現代絵画
  …関口浩

 ・『浪漫悲歌』のリアリズム
  …吉田馨

 ・ヤスパースにおける「自己化」の問題を巡って
  …藤田俊輔

 ・憲法の論じ方
  ―カール・シュミットの緊急事態の論じ方を例に―
  …高田篤

 ・スメントの後任問題
  ―一九五一年の国法講座と統合理論の継承―
  …三宅雄彦

エッセイ
 ・人生の転機にあたって
  …木村敏

公開シンポジウム「ことば」
 ・仏についての言葉と仏である言葉
  …大峯顯

 ・キリスト教思想と宗教言語
  ―象徴・隠喩・テキスト―
  …芦名定道

学術交流講演会
 ・多声的主観とニーチェの文化(Kulturen)概念
  …ロルフ・エルバーフェルト(井西弘樹 + 谷山弘太・訳)

 ・不確かな可能性にもとづいた生
  ―懐疑と確実性との中間の道としての
    ウィリアム・ジェームズのプラグマティズム的ヒューマニズム―
  …アナ・ホナッカー(有村直輝 + 栁川耕平・訳)

賛助会員総会講演
 ・禅の十牛図の世界
  …森哲郎

文献紹介
・ヘルムート・フェッター
 『ハイデガーの見取り図 その生涯と作品のためのハンドブック』
  …小田切建太郎

年報 第7号

目次

本誌発刊のことば  岡本道雄
新しい酒は新しい皮袋に―公益法人化で何が変わるか―  大橋良介

論考
 ・カスパー・フリードリッヒと田能村直入に見られる自然理解
  …松丸壽雄

 ・「悲」(コンパシオーン)の現象論(二)
  ―ある「他者」論の試み(続)―
  …大橋良介

 ・文明・文化と「三」 …谷徹

 ・哲学の家郷
  ―西田とハイデッガーの哲学的対話に向けて(一)―
  …秋富克哉

 ・「詩」と「自由」―鈴木大拙の提言―
  …水野友晴

対談
 ・法治主義を考える―普遍化と具体化の中で―
  …高田敏 + 高田篤

エッセイ◎私とドイツ
 ・一精神科医のドイツとの交流
  …木村敏

 ・私のドイツ公法学との対話
  …高田篤

 ・異言語・ドイツ語と向き合う
  …小川暁生

 ・メディアとしてのドイツ法
  …高山佳奈子

 ・「妙」雑感―大拙とハイデッガー―
  …森哲郎

 ・私にとってのドイツ
  …初宿正典

 ・私とドイツ
  …阿部光幸

公開シンポジウム「ことば」
 ・言葉が宇宙を創る
  ―はじめに言葉ありきの国と言霊の幸はふ国―
  …高橋輝暁

 ・Esの宇宙―言い得ないものが言葉になる時―
  …小川暁夫

学術交流講演会
 ・アウシュヴィッツ以後の神学
  …ユルゲン・マーネマン(大橋良介・訳)

 ・ハイデッガー「黒ノート」の位置価
  …マルクス・ヴィルツ(田鍋良臣・訳)

賛助会員総会講演
 ・ドイツのサスティナビリティ運動を垣間見る
  …大橋良介

特別付録◎比叡山での対話  一九九五年八月十五日


・文化と政治の精神的基盤
  …リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー

年報 第6号

目次

本誌発刊のことば  岡本道雄

論考I
 ・精神医学と哲学 …木村敏

 ・「悲」(コンパシオーン)の現象論(1)
  ある「他者」論の試み―西田哲学を一起点として―
  …大橋良介

 ・文明・文化と「二」 …谷徹

 ・続 戦後ドイツ公法学におけるケルゼン
  ―『国法学の主要問題』100周年、生誕130周年記念シンポ
    ジウムについて―
  …高田篤


対談
 ・「もの」と「かたり」の物語り …野家啓一 + 谷徹

論考II
 ・ことばの差異と共通性に向き合う―個別と普遍―
  …小川暁夫

 ・正義 les justes、それとも、享楽 la jouissance?
  ―テロリズムの理解について―
  …西平等

 ・神と自己をめぐる問題
  ―マイスター・エックハルトとD・ボンヘッファーを手がかりに―
  …加藤希理子


 ・哲学と共同性
  ―ハイデガーの本来的共存在解釈への一視座―
  …黒岡佳柾

公開シンポジウム「生と死」
 ・一臨床医の生死観 …中井吉英

 ・生のうちなる死
  ―V. v. ヴァイツゼカーの〈医学的人間学〉の可能性―
  …丸橋裕

賛助会員総会講演
 ・「科学者の社会的責任」再考―唐木順三の遺言から―
  …秋富克哉

年報 第5号

目次

本誌発刊のことば  岡本道雄

論考I
 ・『パトゾフィー』随想 …岡本道雄

 ・『パトゾフィー』について-岡本道雄先生のご霊前に捧げる
  …木村敏


対談
 ・「言葉の宇宙へ」 …大峯顕×秋富克哉

論考II
 ・「自然」の中の「反-自然」-場所的論理から場所的現象学へ
  …大橋良介


 ・文明・文化と「一」  …谷徹


 ・ケルゼンの民主制論の意義について …高田篤


 ・『アンティゴネー』の合唱歌をめぐる一試論
  -ハイデッガーのソポクレス解釈(二) …秋富克哉

公開シンポジウム「生と死」
 ・死なれるということ-あるいは、〈死〉とテクノロジー-
  …鷲田清一

 ・死を死として能くすること-ハイデッガーの技術論をもとに-
  …秋富克哉

論考Ⅲ
 ・言葉と沈黙-フランツ・ファノンをめぐって- …佐藤勇一


 ・憲法制定権力論の淵源-宗教・文明の交差がもたらす創造性-
  …福島涼史


 ・明治中頃の宗教感覚-『善の研究』が執筆されたころ-
  …水野友晴


 ・ハイデガーの本来性概念再考 …若見理江


 ・住むことを学ぶ-ハイデッガー居住論とモダニズム建築-
  …稲田知己

賛助会員総会講演
 ・ドイツにおける民主制論-その文脈と意義- …高田篤

年報 第4号

目次

巻頭言  岡本道雄

対談
 「内なるコロニー」と「外なるコロニー」
  -アスコナとエルサレム 知が出会う場-
  …上山安敏×高田篤

論考I
 ・メメント・モリ …木村敏

 ・西田哲学における「悪」の問題-思索における正視座と偏視座-
  …大橋良介

 ・トラウマと再生 …谷徹

 ・戦後ドイツ公法学におけるケルゼン
  -ケルゼンのタブー化と「ケルゼン・ルネッサンス」について-
  …高田篤

 ・オイディプスの一つ多過ぎた眼-ハイデッガーのソポクレス解釈-
  …秋富克哉

公開シンポジウム「生と死」
 ・カント、ヘーゲル哲学の中での死生観 …佐藤康邦

 ・あたわざる死 …谷徹

論考II
 ・現代芸術における〈未完成〉の問題
  -ジャコメッティとハイデッガー- …関口浩

 ・「正義」を語ることの難しさについて
  -「サンデル現象」から考える-  …中山竜一

 ・危機の中の安穏-危機を語るということ- …青柳雅文

 ・不動と推移
  -西田幾多郎『善の研究』における「意志」と
   「注意」の関係について-
  …松本直樹

賛助会員総会講演
 ・つまらない・話-世界の液状化のなかで- …谷徹

年報 第3号

目次

巻頭言  岡本道雄

対談
 ・「シビライゼーションと哲学」 …鷲田清一×谷徹

論考I
 ・自己の「実像」と「虚像」 …木村敏

 ・テクネーとヌース-西田哲学の正視座と逆視座- …大橋良介

 ・原罪か自由か-失楽園神話の呪縛を解く- …高橋義人

 ・文明・文化と言語-存在と現象化の思索- …谷徹

主催講演・賛助会員年次総会
 ・サスティナビリティが意味するもの
  -西田哲学の視点より- …大橋良介

主催講演・公開シンポジウム
 ・ロゴスと生命-新約聖書を手がかりとして- …八木誠一

 ・神道の生死観-いのち、来るときと去るとき- …鎌田東二

論考II
 ・黙示録としてのコンピュータ芸術/技術 …松友知香子

 ・南方熊楠と現世肯定
  -新出の土宜法龍宛書簡にみられる「物」と「心」-
   …橋爪博幸

 ・デリダの翻訳論 …亀井大輔

 ・ハイデッガー行為論の本来的射程 …田鍋良臣

文献紹介
 ・ゲオルク・シュテンガー 『間文化性の哲学』 …神田大輔

年報 第2号

目次

巻頭言  岡本道雄

対談
 ・「臨床の哲学」 …木村敏×杉村靖彦

論考I
 ・生命・身体・自己-統合失調症の病理と西田哲学- …木村敏

 ・プラクシスとテオーリア-西田哲学の正視点と逆視点(2)-
  …大橋良介

 ・遭遇と現象-方法の問題- …谷徹

 ・「世界的潮流」のなかの日本の芸術
  -和辻哲郎『古寺巡礼』の文明論によせて-
  …小田部胤久

主催講演・賛助会員年次総会
 ・陰翳礼讃の日本のまちづくり  …高橋義人

主催講演・公開シンポジウム
 ・歴史を開く …上村忠男

 ・歴史時間について …大橋良介

論考II
 ・イリュージョンの美学:コンピュータと芸術 …松友知香子

 ・声と身体性-戦前期大本教の『霊界物語』をめぐる実践-
  …上本雄一郎

 ・「孤独の文明」と「共苦の哲学」-現代社会とダライ・ラマ14世-
  …辻村優英

 ・絶対矛盾的自己同一と矛盾的相即-西田哲学の根底にあるもの-
  …森本さとし

年報 創刊号

2008年11月15日、日独文化研究所年報 『文明と哲学』が創刊されました。

目次

巻頭言  岡本道雄

創刊記念特別対談
 ・「文明と哲学」 …上田閑照×大橋良介

論考
 ・「心の病」とはなにか …木村敏

 ・ポイエーシスとノエーシス-西田哲学の視点と逆視点-
  …大橋良介

 ・「枢軸時代の精神革命」とその後 …川勝平太

 ・「工場萌え」の考察-現代技術の美学的諸側面- …松友知香子

研究
 ・人文主義か科学主義か-ルネサンスの三つの知的系譜を探る-
  …高橋義人

 ・危機と/の意味 …谷 徹

 ・ドイツ・ロマン派の風景画とは-その位置づけと広がりについて-

  …神林恒道

 ・地球環境学の構想と予防原則の形而上学的基礎づけ
  -H・ヨナスの「未来の倫理学」の一解釈 …安部浩

 ・無と存在 …松井吉康



本書をご希望の方は、zaidan@nichidokubunka.or.jpまで、ご連絡ください。       (定価 2100円)

公開シンポジウム成果報告集「生と死」

目次

序言  大橋良介


第一部 宗教の観点から(2009年度)
 ・第一章 神道の生死観 ―いのち、来るときと去るとき
  …鎌田東二
 ・第二章 ロゴスと生命 ―新約聖書を手がかりとして
  …八木誠一

第二部 哲学の観点から(2010年度)
 ・第三章 カント、ヘーゲル哲学の中での死生観
  …佐藤康邦
 ・第四章 あたわざる死
  …谷徹

第三部 技術時代の観点から(2011年度)
 ・第五章 死なれるということ ―あるいは〈死〉とテクノロジー
  …鷲田清一
 ・第六章 死を死として能くすること ―ハイデッガーの技術論をもとに
  …秋富克哉

第四部 医学の観点から(2012年度)
 ・第七章 一臨床医の生死観
  …中井吉英
 ・第八章 生のうちなる死 ―V. v. ヴァイツゼカーの〈医学的人間学〉の可能性
   …丸橋裕

あとがき  秋富克哉

創立50周年記念出版

これまでの日独文化研究所シンポジウムを総括する三部作です。

購入を希望される方は、本研究所までご連絡ください。

・芦津丈夫・木村敏・大橋良介編 『生命の文化論』 (人文書院)

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・芦津丈夫・木村敏・大橋良介編 『文化における<自然> 哲学と科学のあいだ』 (人文書院)

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芦津丈夫・木村敏・大橋良介・高橋義人編 『文化における<歴史>』 (人文書院)

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