What's New (イベント・刊行情報)
2024年度公開シンポジウムを開催します[2024/10/30]
テーマ:「来たるべき世界の構図:ロボットと仮想将来世代」(連続テーマ「世界」第二回)
日時/2024年12月1日(日) 14時~17時
会場/ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 大ホール
※当日の開場予定時刻は「13時30分」となっております。
講演:石黒浩(大阪大学基礎工学研究科教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長)
「アバターと人間の進化」
西條辰義(京都先端科学大学フューチャー・デザイン研究センターディレクター、総合地球環境学研究所・名誉フェロー)
「フューチャー・デザイン」
コメンテーター:山極壽一(総合地球環境学研究所所長、本研究所名誉顧問)
日独文化研究所 理事・評議員・監事
本研究所はこれまで、連続テーマ「自然」「生命」「歴史」「時間」「生と死」「ことば」「文明」について、「公開シンポジウム」シリーズを開催してきました。本年は連続テーマ「世界」の第二回です。種々の専門領域の学者を招いて、市民の皆さんとの対話・討論を続けたいと思います。今回の個別テーマは「来たるべき世界の構図 — ロボットと仮想将来世代」です。上記の講師をお招きしています。ご参加をお待ちしています。
入場無料。市民一般に開かれたシンポジウムです(要申込)。
* 申込方法
申込フォームよりお申込みください。
当日は多数の来場が予想されますので、お早めに会場にお越しください。
※広く市民一般に開かれたシンポジウムで、どなたでもご参加いただけます。
※主催:公益財団法人日独文化研究所
2024年度哲学講座(中秋)受講者を募集します [2024/08/30]
テーマ:「東アジア哲学と意味の問題」
講師:朝倉友海(東京大学教授)
哲学的問いの焦点として「意味」が浮上してきたまさにその時、東アジアは西洋哲学と対峙し始め、西田幾多郎や牟宗三にとっても「意味」は思索の核にありました。彼らに代表される「東アジア哲学」が総体として何をしようとしたかが問われ始めたのは、しかし、今世紀に入ってからのことです。本講座ではこの「東アジア哲学」という視座から、不断に進展し続ける現代の「分析」的見解を見据えつつ、意味の問題に対する東アジアからの応答を考え直します。
* プログラム
10月2日(水)18:00-19:45
第一講:「東アジア哲学」の視座をめぐって
10月9日(水) 18:00-19:30
第二講:言語哲学の進展からみた意味の問題
10月16日(水) 18:00-19:30
第三講:心の哲学からみた東アジア思想文化
10月23日(水) 18:00-19:30
第四講:場所の哲学と意味の問題:西田哲学
10月30日(水) 18:00-19:30
第五講:円教の哲学と意味の問題:牟宗三
11月6日(水) 18:00-19:30
第六講:東アジア的な意味理論がもつ可能性
* 開催方法
オンライン配信
* 受講料
一般 12,000円 学生(大学院生含む)・OD 6,000円
※ 賛助会員は3割引き(賛助会入会ご希望の方は申込フォームにてお知らせください)
* 申込方法
申込フォームよりお申込みください。
シンポジウムプロシーディング集を刊行しました
2023年11月にテュービンゲン大学国際間文化研究センターおよびデュッセルドルフ「恵光」ハウスとの共催で開かれたシンポジウム「仏教とキリスト教の〈自然〉」のプロシーディング集が刊行されました。
[目次]
Exposition des Themas „Die ‚Natur’ im Buddhismus und Christentum“ (Ryosuke Ohashi) / Tübingen 2023 Überlegungen zum religiösen Charakter der Natur inder neueren Umweltbewegung (Eveline Cioflec) / Naturempfindung in der japanischen Ästhetik (Anna Zschauer) / The Concept of “Nature” in Indian Buddhist Scriptures (Shoryu Katsura) / A philosophical merry-go-round− Nature, Self and Self-Nature in Advaita Vedānta (Robert Lehmann) / Natur als ‚Von selbst‘. Anmerkungen zu einer interkulturellenPhänomenologie der Natur (Niels Weidtmann) / Natur und Schöpfung im Mainstream christlichen Denkens und in der christlichen Alleinheitslehre (Johannes Brachtendorf) / “Jinen Nature” in Shinran (Hisao Matsumaru) / Natur bei Zeami:„Von selbst“ als Vollzugsqualität leibgeistiger Praxis (行 gyō) (Leon Krings) / 西谷啓治における自然と空〜『宗教とは何か』における自然を巡る議論〜 (加藤 千佳) / Die „Natur“ beim Dichter Bashô (Katsuya Akitomi) / 鈴木大拙の思想における「自然」 (水野 友晴) / テーマ解題 『仏教とキリスト教の「自然」』 (大橋 良介) / 道元における「自然」 (大橋 良介) / Die Natur beim Zen-Meister Dôgen (Ryosuke Ohashi) / 西田哲学における〈歴史的自然〉 (竹内 彩也花) / Anhang: Die Natur im Schamanismus - Bericht über einen Besuch in einem Dorf im brasilianischen Urwald – (Ryosuke Ohashi)
ワークショッププロシーディング集『無/空の思想の現在と展望』を刊行しました
西田幾多郎生誕150年、西谷啓治生誕120年を記念して2022年に開催された国際ワークショップのプロシーディング集を、文屋秋栄より刊行しました。
[目次」
序言 言葉の半透過性(大橋良介)/Das Problem der Geschichte bei Nishida und Nishitani: vom Aspekt der technischen Welt(秋富克哉)[Abstraktのみ]/“Aesthetics” as a keyhole of interpretation. Looking at the “aestheticians” Nishida and Kuki(Anna ZSCHAUER)/西谷啓治の〈空の立場〉について(加藤千佳)/「日本的」な芸術から世界性への開け — 西田幾多郎と西谷啓治における日本文化論の観点から(長岡徹郎)/Encounter of Art and Philosophy: Nishida Kitarō, Fujioka Sakutarō, and Hishida Shunsō(Michiko YUSA)/Logik der Grenze: Eine Interpretation im Anschluss an Nishida Kitarō(Francesca GRECO)/Eternity as guest: On temporality in Nishida and Nishitani(Enrico FONGARO)/Morphologies of Philosophy: On the Translation of Nishida’s and Nishitani’s Writings into European Languages(Raquel BOUSO)/「絶対者」の論理と「空」の論理 ― ヘーゲルにおける「透明性」と西谷の「即」(大橋良介)/愛のはたらきとしての「辯證法 ― 西谷啓治の初期著作における「近代」と「悪」(ソーヴァ・セルダ Sova P. K. CERDA)/西谷啓治における十字架―近代のキリスト教的系譜(トビアス・バートネック Tobias BARTNECK)/西谷啓治と初期ハイデガーにおける哲学と歴史の問題(樽田勇樹)/The Sangha and the Historicity of History in Nishitani’s Philosophy of Culture(Stephen G. LOFTS)/Neither a person – neither an imperson. Towards the nonduality of Self(Robert LEHMANN)/「もの」自体の現象学 ― 西谷啓治における非主観的な現象学(モルテン・ジェルビーMorten E. Jelby)/Vers une «philosophie de la religion» post-nishitanienne. Réexaminer la philosophie de la religion de Nishitani(杉村靖彦)[Résuméのみ]